ランディングページはウェブ広告などのリンク先に表示されるページです。広義ではポータルサイトのトップやカテゴリーページなども該当しますが、一般的にはサービスや商品を紹介するための1枚の長いページのことを指します。ウェブマーケティングでは欠かせないランディングページ、この記事では弊社の経験から様々な視点でランディングページを解説していきます。
縦長のランディングページについて
広告のランディングページとして縦長が有効なケースはユーザーが求める情報を限定できる 場合です。 必要な情報を限定して構成できるため、そのサービスや商品を順序だてて説明しやすいページを作ることができます。
また他のページへの遷移や誘導を極力避けることができるため、CTAへの誘導をしっかりと行うことができます。また、最近ではほとんどのアクセスがモバイルデバイスになるので、モバイルファーストで構成を考えていくべきです。
ランディングページのメリット
情報が1ページに集約している分、離脱者が少ないことが上げられます。どの様なウェブサイトでもページ遷移のたびにユーザーはサイトから離れていってしまします。スクロールするだけで様々な情報を見せることができるため離脱者を軽減するという観点からは通常のホームページより効果があります。
また一つのサービスや商品説明に絞ったコンテンツになるため、CVR(コンバージョン率)が高くなります。指標を明確にすることでPDCAが回しやすくなりますので、広告からのランディングページではなくても、特に注力したいコンテンツについては縦長LPタイプのページにしても良いでしょう。
さらにユーザーにとっては知りたい情報が1ページに集約されているため、情報収集しやすいといったメリットもあります。
ランディングページの主な構成
ランディングページを構成するコンテンツは主に下記になります。このコンテンツをサービスや商品の性質によって取捨選択し並べる順序を決めます。
- ファーストビュー
- 共感呼び込み(こんな悩み無いですか)
- 選ばれる理由
- メリット(ベネフィット)
- 実績紹介
- 商品説明
- サービス・商品のポイント
- よくある質問
- お客様の声
- サービスの流れ
- 電話番号・お問い合わせボタン(CTA)
大体のLPは上記のコンテンツで構成できると思います。コンテンツの順序はこの様なストーリーがセオリーですが、サービスや商品によっては順序を変えることも有効です。例えば、比較検討の指標が金額が強い場合はまず、他社より金額が安いことを打ち出したいです。ユーザーは様々なサイトを見比べていてサービス・商品の性質などを熟知していることが考えられます。したがってまずは実績紹介を打ち出し、その後に選ばれる理由を置くといった順序にすることが有効な構成になることもあります。弊社の実績でも実績紹介の位置をファーストビュー下に配置し、実績数を増やしたことによってお問い合わせ数が劇的に増えた事例があります。
ランディングページのクロージングについて
ランディングページの目的はお問い合わせや電話など、ユーザーからのアクションを求めることがほとんどです。この様な導線をCTA(コール トゥ アクション)と呼び、その機能はランディングページ閲覧者を具体的な行動や誘導させるボタンやリンクとなります。
ランディングページにおけるCTAは主に以下が上げられます。
- メールフォーム
- 電話番号
- チャット
- LINE
こちらもサービスや商品によって有効な手段は決まります。それぞれの性質をしっかりと見極めてどの導線にするか決めなければいけません。
LINEやチャット
LINEやチャットはユーザーが手軽にお問い合わせできる半面、返信率が低かったり成約率が低かったりします。ただとにかくユーザーとの接点が必要な商材の場合はこちらを前面に押す必要があります。
メールフォーム
メールフォームは運営者が欲しい情報を予め聞くことができるため、お問い合わせを受けたあとのアクションが取りやすいことがメリットです。その反面フォームの入力コンテンツが多ければ、フォーム入力中に離脱することがあります。
電話番号
比較検討が少なく、問い合わせ窓口がしっかりとしているサービスや商品は電話番号を強く押すべきです。
近年ではチャットをAIで行ったり、メールフォームからのお問い合わせを追客していくようなマーケティングオートメーションも主流になってきています。
まとめ
ウェブビジネスにおいてランディングページを使った訴求は、マーケティングを行う上で大事な戦略の一つです。しっかりとメリット・デメリットを見極めロジカルなランディングページを作成して成果を上げていきましょう!