BLOG

ブログ

2023.02.03

ロゴマークの制作プロセス

株式会社TAIAN様のVI(ヴィジュアル・アイデンティティ)リニューアルをFURAZOAがプロデュースしました。

ブライダルDXに取り組むスタートアップであるTAIAN様。スタートアップのシードラウンドにおいて、セールスや採用を有利に進めるためには、会社の意思表示や理念をきれいに取りまとめて具現化する必要があり、さらなる躍進に向けた変革の第一歩として本プロジェクトはスタートしました。

リサーチ・ヒアリング

初めにヒアリングを行い、現在の課題や今後の展望を整理しました。 コミュニケーション設計の支柱となるものにするためには、MI(マインド・アイデンティティ)開発で作成したMVV(ミッション・ヴィジョン・バリュー)を元として、ロゴマークをヴィジュアル化することにしました。

実際の制作プロセス

デザインのトーン&マナーを共有しやすいキーワードに落とし込みます。

  • お祝い・幸せ(提供サービスを表現)
  • 信頼・誠実(Saas企業やスタートアップ企業感も取り入れたい)
  • ご縁(人との繋がりを大切にしたい)

これらのキーワードをベースとして、表現のバリエーションを複数作成していきます。 まずはどのような方向性でいくかを検討するために、手書きラフとムードボードでイメージを整理しながら、チームでクリエイティブを絞り込んでいきます。

ここからさらにディスカッションを重ね、TAIAN様のMI理解を深めながら、さらにかたちをブラッシュアップしていきます。デザイン作業を進めながらクリエイティブコンセプトを策定し、世界観をつくるためのムードボードも精度を高めていきます。

モチーフの方向性が決まってきた段階でヴィジュアルと言葉を接続し、一貫したアイデンティティとなるよう設計していきます。

ロゴコンセプト

TAIAN=大安=○(終日良い日)終日良い日。万事良しであること。何事も丸になるように。 他、六曜との関連付け・MVV との連携をベースに制作しています。

 

全体の視認性を上げたタイポグラフィ、六角形(六曜)と丸(良いというワードの具現化・縁)をモチーフにしたシンボルマークの開発をしていきます。

カラー、タイポグラフィーとの組み合わせ、MI・VI視点から精査を重ね、最終2案に絞り込みます。

カラー検討サマリー

  • Saas企業のロゴは寒色系の方が多いが、暖色系の方がサービスや業界のイメージに合っている。
  • 現ロゴが黄色で視認性に欠ける気がするが、暖かいイメージは出したい。
  • 赤・オレンジ・黄色系を用いたスクリーンベースで考えつつも、イベントなどで使用する印刷媒体を考慮したカラーにする必要がある。

シンボル検討サマリー

お客様を表す中心の丸を、TAIANを表す外枠の丸(六角形)で包み込むかたちが、ブライダル業界を良くしていくという理念にフィットしている。

今回のロゴリニューアルはMIも反映する必要があったため、TAIANの社員の皆様にアンケートを実施していただいた結果、最も相応しいものとして、今回のデザインが選ばれました。

 

完成

カラー、デザイン細部の最終調整を行い、ブランドアセットを構築していきます。 シンプルかつ印象的なロゴは、シンボルだけでも覚えてもらえるような造形でありながら、MIとも結びついており、生まれ変わったTAIAN様の姿をユーザーや社員だけでなく、世の中にも伝わるよう開発しました。

今回はTAIAN様の「ロゴデザイン」リニューアルにフォーカスしていますが、リブランディングはその裏側に戦略思考・コミュニケーションデザインなど複数が絡み合い成り立っています。 見た目を変える事は一つのアクションに過ぎませんが、時代や市場に合わせて鍛え直すことで、ブランドを守り、育てていく事が可能となります。

制作実績はこちら

 

株式会社 TAIAN
「お祝いを幸せの起点に」私たちはブライダル業界向けのDXを中心として、日本のホスピタリティ事業の変革に取り組む会社
https://taian-inc.com/