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2023.02.09

広告バナーを上手に制作・運用するための3つのポイント

近年、小規模事業者でも簡単にWeb広告を配信できる時代となり、InstagramやFacebook広告を活用して収益をあげていきたいと考える事業者が増えてきました。 本記事では、運用側からの視点で、どのようなデザインや運用方法が良いのかポイントをお伝えします。
今回は月に100万円以下の広告運用かつ、中小規模のビジネスを前提とします。

バナーデザイン制作前のポイント

制作に着手する前に、リファレンスは用意しておきましょう。配信目的の整理やターゲットの絞り込み、訴求内容など、ユーザーの興味を喚起できる訴求の方向性をしっかりとまとめておきます。 後述していますが、広告バナーは制作時間をかけすぎないことが大切です。それよりもまずは出稿してみて、成果に応じたPDCAを回していく方が費用対効果が高いのです。さらにスムーズな運用を狙う場合は、ディレクターやマーケターのようなポジションでも、バナー作成できるくらいの知識を身につけておくと、さらに効果的かつ効率的な運用が実現できます。

制作時のポイント

Web広告のバナーデザインはとても特殊なデザインです。よく見かける広告バナーは綺麗にデザインされているものから、素人が作った野暮ったいデザインまで色んなものがありますが、ポイントをしっかりと抑えることで、運用初心者の方でもある程度の効果を出すことが可能です。

3秒で理解できる内容に

広告バナーは基本的にじっくりと読んでもらえるものではないので、誰でも感覚的に理解できる内容であることが重要です。簡単でわかりやすい短い文章の方が効果が高い傾向があります。狭い面積の中にいろいろと盛り込みたくなりがちですが、文言は短く調整して本当に伝えたいことだけにフォーカスすることが大切です。 しかし注意したいのが、インパクトを求めるあまり、攻撃的であったり、◯◯No.1などのように広告審査にひっかかるような内容にならないようにしましょう。事前に規約を確認しておくと安心です。

制作に時間をかけすぎない

制作に時間を取られているくらいなら、サッと作って素早く出稿し、反応が悪ければ作り直した方が効果的です。とにかくスピード感を重視しましょう。そのためにはデザイナーが制作時に迷走してしまわないように、広告配信の目的や訴求内容をあらかじめ整理しておきましょう。デザイナーに発注する側である場合、試しにラフを作ってみるのものよいでしょう。

綺麗なデザインが成果を出すわけではない

広告バナーの役割とは、たまたま目にした人がふらっとお店に入るように「バナーを行動のきっかけにしてもらうこと」です。その先には、実際のサービスサイトへ訪問してもらい、商品を認知し、購入してもらうという目的がありますが、まずは目に留めてもらうことがファーストステップになります。

そのためには、

  • コピーはわかりやすいか(3秒で理解できるか)
  • 適切なフォントサイズと余白で構成されているか(読みにくくないか)
  • イラストや写真は適切なものを選択しているか(不快感を与えていないか、サービスにまっちしているか、等)

などのユーザー視点にも気を配りましょう。

ただし、興味を引きたいからと言って、遷移先であるWebサイトの内容やデザインとミスマッチである場合は逆に不信感を与えてしまい、即離脱されて成果が出ないこともあるので注意しましょう。

運用中のカイゼン

広告バナーは一度作成して配信したら終わりではありません。出稿後のユーザーの反応や成果を見ながら、より効果の高いバナーデザインに絶えず改善していくことが大切です。高い費用を捻出したにも関わらず、成果を得られずに無駄となることは避けましょう。

そのためにもPDCAを回しやすいデザインにしておくとよいでしょう。

  • コピーを変更しやすいか
  • 色調整しやすいか
  • 写真やイラストは入れ替えしやすいか

しかしながら、広告バナーで成果をしっかり出すにはある程度の期間が必要です。いざ改善しようとなった場合に、クリエイティブの良し悪しを判断する軸は何かがわからないと、最適な改善方法が見つからなくなってしまいます。 そのためにも冒頭で述べた訴求の方向性を明確にしておくことで、勝てるバナーにより早く辿り着くことができます。

クリエイティブの鉄則は目的意識を持つこと!ぜひこれらのポイントを意識して取り組んでみてください。